「刹那の見斬り」というゲームがあります。
SFC「星のカービィ スーパーデラックス」のミニゲームとして収録されている、相手より早いタイミングでボタンを押せるかという所謂反射神経ゲーです。
1フレーム(60分の1秒)の差が勝敗を分けるのですが、子供の頃はメタナイトに勝てたのに今はコックカワサキにも勝てない・・・という方も多いのではないでしょうか。
冷静に考えると猶予フレームが7Fなので小足見てから昇竜くらい無理
一方で、「刹那」という言葉の定義については、もともとは仏教用語で、
"10のマイナス18乗(100京分の1)で、漢字文化圏では極少数の単位。六徳の10倍、弾指の10分の1"
と春川英輔教授の言葉にもあるように、限りなく小さい数のことを表しています。
ですが、仏教の注釈書『大毘婆沙論』によると、「1昼夜=30須臾(しゅゆ)、1須臾=30臘縛(ろうばく)、1臘縛=60怛刹那(たんせつな)、1怛刹那=120刹那である」とあります。
1昼夜が24時間ならば1刹那は75分の1秒ということになり、1刹那≒1フレームとなるのです。
「星のカービィ スーパーデラックス」の生みの親はもちろん我らが桜井政博さんですが、そこまで考えてのネーミングだとしたら・・・
ちなみに難メタナイトに勝てる人はピカチュウの下強を見てからガード出来るので今すぐスマブラを始めましょう。
こんばんは。年末ですね。
今年も今年とて、刹那的に時間は過ぎていき、のんべんだらりとしてる間に1年が終わります。
またしても1年で一番言語中枢をフル活用する時間がやってきてしまいました。
今この文を書いているのは2021年12月28日なんですが、昨晩「テレビゲーム総選挙」というテレビ朝日の番組が放送されていました。
一番人気のあるゲームは何なのか、国民5万人がガチ投票をして決めるというもので、数々の有名ゲームが名を連ねており、私くらいの世代にはガン刺さりのラインナップでした。
幻想水滸伝IIが19位だったので明らかに投票の世代偏ってたよね。
個人的に一番好きなゲームである「MOTHER2 ギーグの逆襲」が28位と意外に高い順位ですごく嬉しかったです。らんらんらん。
そんな中、ドラクエ、FFシリーズ、マリオ、あつ森、ポケモンなどを抑えて1位になったBotWはやっぱりすごいんだなと。
これ未プレイな自分は何のために生まれてきたの?
------ここまで前置き------
例年通り今年を振り返ってチラ裏していきたいんですけれども、2021年上半期のことは既にある程度書いた↓ので、主にそこに書いてないことを。
◆仕事の話
なんと来年2月で今の仕事を辞めます。
自分でも急なことでびっくり。
大したきっかけがあったわけでもなく、たまたまそういうタイミングが訪れたというだけで、人生ってこういうものなんだなとしみじみしてすらいます。
今の仕事を始めてもうすぐ4年になり、自分のやるべきことは粗方やった気もするので、今後はまた新たに人のためになる仕事をしていきたいですね。
ここ2年くらいで何かとお世話になっている人のところに行く予定ですが、こんな私に声をかけてくれて本当にありがたい限りです。
ほぼ100%リモートワークになる可能性が高くて今の家でちゃんと仕事できるかどうかが心配・・・
◆野球の話
前の記事でオオタニさんの話はしましたが、今年はプロ野球も激アツでした。
という前年度最下位のチームがそれぞれリーグ優勝し日本シリーズで戦うという漫画みたいな展開。
そしてそれぞれ打者:村上宗隆(ヤ)、投手:山本由伸(オ)という今年のプロ野球のW主人公的存在が雌雄を決するという、もう週刊少年ジャンプもびっくりの王道メガ盛ストーリーでした。
結果は東京ヤクルトスワローズが見事日本一に輝き、村上や高津監督の涙に私ももらい泣きすることになるんですが、これを現地で見れた人は延長戦で23時を回った極寒の京セラドームの冷気すらも上回る熱い感情が込み上げたことでしょう。
ヤクルトファンの某猫おじさんもTwitterで未だかつてないほどにはしゃいでましたし。
何よりすごいのが、現時点で村上は21歳、山本は23歳という若さ。
それで歴代の打者、投手それぞれTOP10に入るくらいの成績を残してるわけですから、彼らにはまだまだプロ野球を楽しまさせてくれそうです。(早くメジャー行って欲しいようなそうでないような…)
他にも鈴木誠也のメジャー挑戦、佐々木朗希君の覚醒、マー君の負け運っぷりなど語りたいことはたくさんありますが割愛。
◆音楽の話
忙しくて音ゲーをあまりやれてないのもあり、全盛期よりも音楽に触れる機会は減っていく人生を歩んでしまっている私ですが、それでもやっぱり良いなあという曲には出会えるもので、せっかくなので今年良いなあと思った曲について書いていこうかなと。
昔は今年の音ゲー曲ザ・ベストテンなんかもつらつら書いていたのですが、かくかくしかじかというわけでしばらくやっていませんでした。
今回はノンジャンルで"今年聴いて"良かったなあと思った曲を5曲ほど。
① 怪物 / YOASOBI
最近ⅡDXでもNhatoさんによるリミックスが収録されたこの曲。
実はちゃんと2021年の曲らしいです。
YOASOBIというユニット、恥ずかしながらちゃんと聴いたのは今年が初めてでしたが、この曲のカッコ良さとセンスには衝撃を受けました。
こういう疾走感がある曲は中毒性があって良いですね。これをプレイできるビートマニアの方々は羨ましい事この上ない限りです。
間奏やラストのEDM感も良きですね。売ろうとして書いてる感がすごい伝わってくる。
② magic number / 伊東健人
こちらはボカロ曲。「プロジェクトセカイ カラフルステージ」に収録されている曲で、青柳冬弥役の声優伊東健人さんが作詞作曲をしています。
そして編曲がOSTER project!これはJFK、浅尾&岩瀬並の勝ちパターンです。
サルサを基調にしたオシャレandオシャレなフュージョンなので私の癖に刺さらないわけもなく。
かつて21世紀Pとしても名を馳せた伊東さんですが、当時のサウンドや音楽センスは衰えていませんね。
実は仕事の関係上伊東さんご本人ともお話したことがあるのですが、10年以上前のボカロ曲の思い出についてめちゃくちゃ語りました。インターネット老人会。
③Rising Girl / ダイワスカーレット(CV:木村千咲)
2017年の曲ですが、私が今年大いにハマったゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」のダイワスカーレットというキャラのキャラソン的な曲。
2008年頃の黄金期アニソンのようなグルーヴ感と木村さんの歌唱力がたまらんです。
そして歌詞も自信過剰家なダスカのキャラを良く表していて良い。
「私のため追い風は吹いてくるのよ」という部分は逃げ馬のダスカと差し馬のウオッカのキャラソンで対になっているところがまた良い。(良い子は一度でいいから2008天皇賞(秋)を見ような)
気になった方はサブスクにあるのでウオッカのキャラソン「CATCH THE VICTORY」と合わせて是非。
なおアニメは未履修。
④キマイラ / sasakure.UK
毎年この人の曲は外すことが出来ませんね。ささくれ氏枠です。
今年の曲としてはトンデモワンダーズもはちゃめちゃに良いのですが今回は今年やたら聴いていたこちらを。
2017年にAnnabelさん歌唱で「寓夢」というアルバムに収録、2020年に初音ミクverがリリースされました。
"どちらも"バケモノ歌唱力なのですが、初音ミクverは「いろんな調教を悪魔合体させた」(本人談)らしく、Annabelさんのコーラスも相まって人間みがエグいことになってます。
そして歌詞の言葉選びの絶妙さは間違いなく今季のMVP。この人の曲は全部そうですが韻の踏み方も絶品です。
⑤ポケモンリーグ / ポケットモンスターダイヤモンド・パール
最後はインスト。今年リメイク版も発売された、「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」から、ポケモンリーグ(場所)のBGMです。
ストーリー最後の関門を前にしてこのゆったりとしてリラックス効果のありそうなピアノ、激闘の前の静けさは増田さんからのメッセージなのでしょうか。
昼と夜で若干アレンジが変わるのですが、半音ズレる夜verもまたオツなのです。
ダイパといえばシロナ戦が神曲として注目されがちですが、こんなに良いBGMがあることを知れただけでリメイク版購入の元取れましたね。
年末に向けて終わりのない作業をする時に一生流してました。
・・・思ったより長くなってしまいました。
ここに書かなかった曲の中にも全人類これ聴いて〜〜という曲は山ほどあるのでまたどこかでまとめたいですね。
今年はなんと…音ゲー曲、無し!
◆あとがき
本当は今年やって面白かったゲームについてとかも書こうと思っていたのですが、時間も文字数も足りなくなってきたのでそれはまたの機会に。
とにかく今年は野球のおかげで一年生き延びることができたと言っても過言ではないでしょう。
来年は仕事も変わり、年齢も一つの区切りを迎え、いろいろなことが変わっていく気がします。(毎年言ってる気がする)
せっかくKCGコンを買った(まだ開封してない)ので音ゲーに本気出したいし、積読小説もちゃんと読みたいし、BotWもやりたいし…
全部やろうと思えば今年できたっぽい気もしますが、来年こそは忙しいなりに頑張る一年にしたいですね。
文章もこまめに書いていきたい。
さて、東京なのに雪も降ってきたようなので、そろそろどん兵衛にお湯を入れますね。
それでは皆様、良いお年を。